後輩の結婚式に思う
2.20(土)、職場の後輩が結婚式を挙げた。
チャペルでの教会式で、神父の前で愛を誓い合い、指輪を交換、3本のキャンドルに火をともして。
天候は朝からずっと雨だったが、奇跡的にフラワーシャワーの前後30分だけ雨が上がって、皆で花びらをかけてあげることができた。
新郎側の招待客として式・披露宴まで参列したのは初めてだった。しかも着物で行ったため、スタッフに誤解されることしばしば。
新婦の友人と思われて新婦側の席に通されたり、親族用控え室を案内されたり。
そりゃそうだよねー。
春を先取りした桜模様の着物を妹が選んでくれて、
私は写真でみたのと色が違っていてあまり気乗りしないなか着ていったら、周りからはわりと好評であった。
同僚Kちゃんも自前の着物で、私たちの島は特に華やいでいたと思う(自己満足)。
意外とおなか周りもきつくなくて、フルコースのフレンチも問題なく完食。
うまいこと、みぞおちあたりは緩めて着付けてくれるんですわ。さすが。
冬は着物あったかいからいいかも。
ショールもアクセサリーもいらないし。
着付けと脱いだりたたんだりの手間はあるけれどもね。
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バレンタインにインフルにかかって結局渡せずじまいだったチョコを、20日夜やってきた彼氏にようやく渡せた。
結局手作りした。
はてなで見つけた、絶対失敗しない生チョコケーキのレシピで、生クリームとチョコを溶かして固めて切り分けて、粉砂糖かけただけなんだけど。
彼氏はたいそう喜んでくれて、「お菓子作れないとか言ってたけど、全然できるじゃん」とか誤解していた。
内心、溶かしただけなんだごめんねと思いつつ、何も言わずにただ微笑んでおいた。
翌日曜日は久しぶりの晴天だったが、超・インドアカップルな私たちは9時起床→いちゃいちゃごろごろ→朝ごはん→昼寝3時間→だらだらテレビ→たこ焼き作る、でずーっと引きこもって過ごしていた。
「俺ら、毎回こんなだけどいいのかね?」
そんな言うならデートつれてってよ、とも思うが。
この人と一緒にここに絶対行きたい!!みたいな場所も今のとこないし、土曜結婚式で疲れたからゆっくりしたかったし。今回はまあいいんだ。
こんなとき、あの人だったら
「xxを連れて行きたいところが沢山あるんだ」
とか言ってリストアップして計画立ててつれてってくれたのにな。とか。
3年前に付き合っていた男は「きれいなビーチと海がみたい」って深夜1時にリクエストしたら、郊外の砂浜まで2時間ドライブしてつれてってくれたっけ。
あの朝焼けの海景色は今でも忘れられない。
11月の早朝、海からのぼってくるオレンジ色の太陽と輝く海、私たち以外誰もいない砂浜。
あったかい缶コーヒーを飲みながら少し散歩して、キスしたっけな。
人生ってきっと思い出集めの旅なのだと思う。
一瞬のきらめきみたいなうつくしいものを、見せてあげたり見せてもらったり、一緒に見つけにいったり。
そういうことが一緒にできる恋人同士でありたいと思うのだけれど。
彼は、優しくて誠実な人だけれど、きっとこういう話わかってくれないような気がする。
私が心の栄養だと思って大事にしていることに、彼はほとんど興味を示さない。
話題を振っても話が続かないので、最近は考えを変えて
「これは彼向きの話題、こっちは彼向きじゃないからあっちで話そう」と選別するようになってきた。
食の好みや笑いのつぼはぴったりなんだけどなあ。
こころとからだ、すべてぴったりくる異性って本当に少ないし、そんな人と恋人同士になれる確率なんてもっと少ない。
ある程度の妥協をしながらみんな生きてるんだろうなあ。
と、とりとめもなく考えていた、日曜の夜。